かるがも親子のイラスト

妊娠期

 おなかに新しい命が宿る = 妊娠する ということは、とても神秘的で素晴らしい&うれしい出来事ですよね☆

が…病気・事故にかかわらず、視覚に障害があると、それだけでうれしさよりも不安のほうが勝ってしまうことがあります。

● 「ちゃんと生まれてくれるだろうか・?」
● 「授乳や調乳、おむつ交換がちゃんとできるか・?」
● 「自分の目の病気が遺伝しないだろうか・?」
などなど、数え上げたらきりがありません。。。

そんな妊娠期を実際に体験した、ホームページ作成班の2人がお伝えさせていただきます。
ご参考になれば幸いです♪


はじめての妊娠

作成班 M.F


 赤ちゃんがお腹に宿ることは、目が見えていてもいなくても嬉しいものです。
ただ、喜びの裏側には様々な不安もあります。

子どもの皮膚や便の色、表情を目で確認できません。
自分の目の病気が遺伝するかもしれません。
目が見えない自分が、本当に子育てをしていけるのかという漠然とした不安もあります。

けれど、私は新しい命が宿り、対面することの楽しみのほうがそんな不安に勝っていたのでした。

私は、妊娠中期に入ったころ、視覚障害者の団体の水泳クラブに入り、夫婦でプールに通いました。
プールに行くことで、様々な人から激励を受け、出産経験のある視覚障害を持つ先輩たちからのお話を聞くこともできて、とても有意義な時間でした。

一つ大変だったのは、保健センターで行われていた母親教室に参加したことでした。
大抵ママさんが来るので、似たような予定日の人との交流を持つことができて、それはそれですてきな時間だったのですが、実技になると少し憂鬱に。

たくさん受講者がいて、視覚障害を持つママは家だけ。
虫歯チェックをしたときに、どこに唾液を付けたらいいのかわからず、一生懸命手を上げてもわかってもらえず、ざわめきが落ち着いて全員終わったころにやっと気づいてもらえたという経験をしました。
かなり大きな声で呼びかけてもなかなか聞こえないものなのでしょう。

また、入浴や着替えの練習のときも、見える人たちは助産師さんの様子を見て、見よう見まねで練習。
でもそれができない私はまたしても最後の最後に回され、全員が終わってからど真ん中で指導される。
みんなに見られているその視線を感じてとてもやりづらかったものです。

私は長女を出産してから、必要性を感じてガイドヘルパーを申請しましたが、こういった経験をしたことで、出産前からガイドヘルパーを申請しておけばよかったと今更ながら思っています。

赤ちゃんが生まれたら、すぐに子育てが始まります。
始まってから慌てたくないと思った私は、おむつの仕組みを予め触ってみたり、ミルクの作り方を考えたり、とにかくいろいろなシチュエーションを描いたものでした。

そんな妊娠期に、このかるがもの会に出会いました。
かるがもの会から出している「目の見えない私たちが作った子育ての本」を購入し、何度も何度も読みました。

妊娠中にいろいろ心の準備をしてきましたが、やはり同じ境遇の先輩の経験談や工夫を知ることが何よりの支えになるなあと実感しました。


妊娠がわかったとき

作成班 H.O


 「ドラマに出てくる「妊娠発覚シーン」みたいだなぁ〜」…
↑ は、長男の妊娠がわかったとき、私が感じたことです。

長男の妊娠が病院で確定する前日、夫と私の実家へ遊びに行ったとき、お昼ご飯に出た 鶏の唐揚げ が、ほんの少ししか食べられず…
「なんでだろう〜?大好物なのに・・」と感じていました
(この時点では、生理予定日から3日ほどしか過ぎてなかったこともあり《妊娠したかも…?》ということは考えてませんでした)

実家を辞去して電車で帰宅途中、最寄り駅を出て少し歩いたところで
「うっ!吐きそう!!」と思い、その場にしゃがんでとりあえず吐き出そうとしたのですが…どういうわけか「唾」しか出ず。。。

夫の助言で「万が一」のことも考えて「妊娠検査薬」を初めて使用したところ…
判定時間よりも早く“陽性反応”が出て‥

夫→にんまり、私→驚き、義父→目が点状態。。。(^◇^)

病院で「おめでたですよ〜、来年3月16日が予定日ですね」と言われたとき、
「ママになれるんだぁ!」と思う反面
《病気が遺伝したら‥どうしよう・・》と、
まだ心音も確認されていない時期にもかかわらず考えてしまいました‥(-_-;)

妊娠初期〜5ヶ月過ぎごろまでは、「多部づわり」でご飯があまり食べられず…
必ずと言っていいほど、スナック菓子を食べていました。
(おかげで +10kg になってしまいました…(^^ゞ)

妊娠中期以降、胎動がすごくて…
夫は、息子の足か肘か分からない出っ張りを掴んでやろうと頑張ってましたが‥
敵(?)も然る者で‥全く捕まることはありませんでした (^◇^)
※ そんな長男は高2になりましたが‥生まれてからはかなりドジっ子です…(^^ゞ

おなかが大きくなってくると、「もうすぐ会える♪」と思う反面、
「ちゃんとお世話できるだろうか・・?」
「(病気が)遺伝したらどうしよう・・?」と、いろいろ考えてしまって。。。

その都度、夫に相談して乗り越えてきました。
(夫から言われたことは‥記憶が定かではないので割愛します!(いいこと言ってたような気がするんだけどなぁ〜 (*_*)))

これから妊娠される方、今現在 妊娠中の方〜、
生まれたら生まれた出いろいろ大変なこともありますが、妊娠は女性しか体験できない出来事なので、
「くよくよ悩んだって仕方ない」「なるようになるさ」と、
あまり深刻に悩むことなく、穏やかに過ごしていただきたいと思います。


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