薬の飲ませ方の工夫
赤ちゃんが産まれたら、パパやママたちは「できるだけ病気にかからないで元気に育って欲しい」と思いますよね。
でも、小さい頃にいろんな病気をして抵抗力を付けないと、強い体を作れないのも事実。
病気になると、「薬」を飲ませなければならず、見えない・見えにくい私たちには「どうやって飲ませようか・?」と、視覚障がい者ならではの悩みもありますよね。
● 薬の飲ませ方
作成班 M.F
子供が小さいころは、熱を出したりお腹を壊したりと、いろいろなトラブルがあります。
そんな中で必須なのは薬。
私は長女が赤ちゃんのころ、いつも病院からシロップを処方されて毎回軽く悩んでいました。
最初は、薬局の方に依頼し、1回分を計って別容器に入れていただいていたのですが、薬局のほうから、その容器代を請求することができないので、違う方法にしようと提案されました。
そのため、注射器を使い、マジックで印を付けてもらった部分まで、どうにかシロップを計るという方法を取りました。
しばらくはその方法で続けましたが、やはり毎回毎回ストレスになってきました。
とても難しかったのです。
そんなとき、先輩が「粉でもらう方法はどうだろうか?」と提案してくれました。
早速病院にそれを伝え、粉で処方してもらうこととなりました。
粉薬を白湯で溶いて飲ませるという方法に切り替えたおかげで、精神的ストレスは一気に消えました。
幸い我が家の子供たちは、薬をいやがることなく飲んでくれるため、オブラートやヨーグルトなどで騙したりせずに飲ませることができます。
ちょっと咳が出たくらいで「甘い薬ちょうだい。」とか言うほどです(笑)
こうした方法を教えて下さった先輩に感謝です。
● 薬の飲ませ方(我が家の場合)
作成班 H.O
子どもが生まれると嬉しい反面「できるだけ病気にならないでほしいな・」と思いますよね。
でも、子どもはいろんな病気をしながら少しずつ強くなっていくもの。
わかってはいますが、やはり薬を飲ませるには見えてない分とても苦労するものです。
粉薬なら「何かに混ぜて飲ませる」ことができて楽ですが、
水薬はそうはいきません。
長男の場合は最初から粉でもらっていましたが、引っ越してから次男には水薬がでました。
でも、私には「メモリ」を見ることができないので、水薬はいつも主人にお願いしています。
今通っている保育所では、病院で処方された薬に限り、1回だけは飲ませてくれるので、薬局で小分け用の空ボトル(スポイト付き)をいただいて、そこに1回分の薬を入れて持って行ってます。
長男は粉薬しか駄目なので、いつも粉にしてもらっています。
二人とも保育所ではおりこうさんに飲んでいるようですが、家では長男は「ポカリに混ぜて!」(保育所では「白湯」です)というので、どんな薬でもポカリで飲ませてますが、
次男は水薬のうえに「イヤイヤ期」なので、薬を見た瞬間に大暴れ!!
逃げる次男を私が捕まえて、横向きに抱っこし、片手で次男の口を開けさせ、もう片手で次男の両手を押さえ込み、私の足を次男の足に絡ませて動けないようにしてから一気に主人がスポイトで飲ませてます。
もちろん大泣きしますし、暴れて薬がこぼれてしまうこともありますが、今は仕方がないと諦めています。
次男も早く長男と同じように、いやがらずに薬を飲んでくれるようになってほしいと思っていますが、まだまだ先の話になりそうで。。。
今はひたすら「病気にならないでほしい!」と願うばかりです。
● 「シロップ薬の飲ませ方」
東京都 M.Kさん
生後8ヶ月の娘にシロップの薬を飲ませる時は、容器に書いてあるメモリで量を計らなければならず、見えない私にはとても不便であれこれ格闘しました。
結局、私の場合は、日盲連(日本盲人会連合)で売られていた
「置いて使える軽量スプーン」
を使うのが便利でした。
薬剤師さんに「この容器のメモリは何CCですか?」と尋ねると、大抵は「5CCです」と教えてくださるので、置いて使えるスプーンで5CCを計っていました。
このスプーンはハート形になっていて、内側に段差のメモリが付いています。
この一番下の段差までが小さじ1/2、下から2段目が小さじ1、3段目が大さじ1というように設定されています。
※ 小さじ2/1は「0.25cc」、
小さじ1は「5cc」、
大さじ1は「15cc」
です。
この段差のメモリを頼りにシロップを注ぎ、それを哺乳瓶の乳首に入れて吸わせるのが私たちにとってはとても便利でした。
ちなみに、ネットには「5CCだけ吸い取れるスポイト」も売られているので、それもちょこっと試してみました。
が…とても便利な反面、シロップの残りが少なくなると、スポイトの先が容器の底まで届かず、吸い取れないという事態に陥ってしまいました…。
何か別の容器に入れ替えて吸い取るとか、やり方を変える必要がありそうでした。
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