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子どもの入院

 小さい子どもが入院する場合、病状にもよりますが、完全看護なのかそうでないのかによっても心構えというか、じゅんびだけでも大変!

実際に経験されたママさんたちにうかがってみました。


子どもの入院

作成班 H.M


我が家では、息子が目の手術で2回ほど入院経験があります。
2回とも私が付き添いました。

1度目は、息子が4ヶ月の時、2度目は2歳の時です。

予め私が付き添いすることを病院側へ言っておき、出来れば移動が少なくすむ個室をお願いしていました。

1度目の入院では、入院当日、簡単に病棟内を案内していただき、自分一人でも最低でもナースステーションと病室への行き来が出来るよう、目印を決め、覚えました。
事前に話していたこともあり、スタッフの人たちがいろいろな面でサポートをしてくださったので、あまり苦労せずに入院生活を送ることが出来ました。

入院中、1日何度かの点眼や薬の服用、食事やトイレの回数など、チェックして記載しなければいけなかったのですが、それも全てスタッフがしてくださいました。

2度目の入院では、急だったこともあり、4人部屋での入院生活となりました。
1度目は4ヶ月で寝ているだけだったので、付き添いもかなり楽でしたが、2歳ともなると動きたくてしかたのない時期。
そして大部屋ということでかなり不安がありました。

ベッドでおとなしくしている訳もなく、病棟内を何十回とぐるぐると歩き回ったり、プレイルームで遊んだり、覚えたとはいえ、ぶつからないようにとか、かなり気を使いました。

検査等への移動時は、必ずスタッフが付き添ってくださったので、安心して移動出来ました。

どんなときでもそうですが、自分が頑張っても出来ないことは素直にお願いし、感謝をすることで、慣れない入院生活をやっていけるんだと思いました。


● 服薬・入院時の豆知識

東京都 M.Kさん


みなさんこんにちは!
東京のK.Mです。

先日、生後8ヶ月の娘が入院したときに編み出した(工夫した)ことをいくつか書いてみます。

※ 豆知識1〜「シロップ薬を飲ませる工夫」

シロップの薬を飲ませる時は、容器に書いてあるメモリで量を計らなければならず、見えない私にはとても不便であれこれ格闘しました。

結局、私の場合は、日盲連(日本盲人会連合)で売られていた
「置いて使える軽量スプーン」
を使うのが便利でした。

薬剤師さんに「この容器のメモリは何CCですか?」と尋ねると、大抵は「5CCです」と教えてくださるので、置いて使えるスプーンで5CCを計っていました。

このスプーンはハート形になっていて、内側に段差のメモリが付いています。
この一番下の段差までが小さじ1/2、下から2段目が小さじ1、3段目が大さじ1というように設定されています。
※ 小さじ2/1は「0.25cc」、
小さじ1は「5cc」、
大さじ1は「15cc」
です。

この段差のメモリを頼りにシロップを注ぎ、それを哺乳瓶の乳首に入れて吸わせるのが私たちにとってはとても便利でした。

ちなみに、ネットには
「5CCだけ吸い取れるスポイト」
も売られているので、それもちょこっと試してみました。
が…とても便利な反面、シロップの残りが少なくなると、スポイトの先が容器の底まで届かず、吸い取れないという事態に陥ってしまいました…。
何か別の容器に入れ替えて吸い取るとか、やり方を変える必要がありそうでした。


※ 豆知識2〜「違う環境で離乳食を食べさせる工夫」

入院中、離乳食をあげることがとても不便で泣きそうになりました!
いつも自宅で使い慣れているふちの付いたテーブルもなければ、座らせる場所もありませんし、ベッドサイドもすごく狭くて。。。

しかも!どういうわけかやたらとスープ類が多くて…
なるべく液体を避けてきた私にとっては、とても苦痛な日々でした。

でも、そうも言ってられないので、抱っこ紐を使って前向き抱っこして娘を固定し、スタイだけでは不安だったので、こぼれ落ちた食べ物をキャッチしてくれる、プラスチック性のエプロンと併用して、どうにか空中でも食べさせることができました。

スープをあげる際には、少し深みのあるスプーンを用意して、それに液体を救い、娘の口の前に持っていくと、
「ガブッ!」と歯でくわえてくれる瞬間があるので、それを合図にスプーンを口の中に傾けると、うまくスープがあげられるようになりました。
歯が生えてくれてとても便利です!


※ 豆知識3〜「入院中、目を借りたい時のサポート」

入院中、やはり目を借りなければならない瞬間がたくさんありました。

娘は麻酔をするとお腹が緩くなってしまうので、すぐに洋服が汚れてしまいます。
ですが、見えない私には
「どれくらい汚れているのか?」
が分からず…

自宅に来てくださっている家事援助のヘルパーさんのために毎日家に帰るのも大変!
ガイドヘルパーさんも地元から来ていただくのは時間も交通費も距離も大変!!
ということで、病院のすぐ近くにある同行援護事業所に登録をすることにしました。

そこなら、電車ですぐの所から病院までヘルパーさんが来てくれて、
買い物のガイドをお願いしたり、漂白したい洋服の汚れ具合などを見ていただいたり…と、とても助かりました。

でも、いつも手が足りないようで…
早めに予約しないと、なかなかヘルパーさんに来ていただけないのがちょっと残念。。。


※ 豆知識4〜「お医者さんからもらう画像の把握方法」

手術後は、眼底の画像を元に先生のお話がありました。

でも、自分たちだけでは確認できないので、先生のお話を頼りにするしかありません。
けれど、頭の中は結構真っ白で…(>_<;)
落ち着いた気持ちで話が入ってこなかったり、説明されるスピードが速くて…ゆっくりイメージすることができず。。。

そして、申し訳ないけれど、本当に細かく説明していただけたのか?と、半信半疑な気持ちになってしまいました。

「本当に医師の説明通りなのか?ゆっくり・じっくり、詳しい人にも見てもらいたい!」と思い、
私たちは、昔からお世話になっている盲学校の先生で、よく教育相談などに乗っていらっしゃる経験豊かな先生に見ていただきました。


※ 豆知識5〜「荷物は送ってしまえ〜!」

重たいキャリーケースは、病院から自宅へ送ってしまうのが楽ちん!

入院する時は、「病院へは荷物を送ってはいけない」という決まりがあるので、朝早い電車に乗って、混雑している中、
おむつや着替え、離乳食を食べさせるときに使うエプロンやスプーン、おもちゃや洗面用具など、たくさんの荷物を持っていくのが本当に大変なのですが、
帰りは、院内にあるコンビニから自宅へ送ってしまうと、精神的にも肉体的にも、とても楽なことに気が付いたのでした〜!
(本音を言えば、自家用車で荷物を運べたらどんなにか便利だろう〜!! 涙)

以上、いろいろ気が付いた豆知識を書いてみました。
どなたかのお役に立てれば幸いです〜♪

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