かるがも親子のイラスト

「障害」ってなんだろう・「障害」はどこにあるんだろう 〜 体にある障害と社会にある障害 〜



【動画のコンセプト】
View−Net神奈川が進める心のUD講座

 最近、福祉教育が、小学校や中学校で盛んに行われるようになり、障害当事者が、直接児童・生徒に障害者の生活や誘導法などについて話をする機会が多くなってきました。

 当法人の障害当事者が進める福祉講座は、障害者個人の機能障害に焦点をあてる「障害の個人モデル(医学モデルともいう)」に基づくのではなく、障害を差別や人権・平等の視点と見る「障害の社会モデル」を基礎に進めています。

 言い換えれば、障害者の機能的な制限を知り、車椅子の段差越えや視覚障害者の介助など、どのように「介助」し、接するかという行為を学ぶことを目的とはしません。

障害が環境が変わることにより軽減または解消できることを知り、 「なぜ」そのような障害が作られ、または、解消されるのかの原因と構造を理解することで、受講する児童・生徒などが、自らの言動を振り返ることができ、身近な家族・クラス・地域社会の中で具体的な行動ができるようになることを目標としています。
(本法人では、これを「心のUD講座」と呼んでいます)

 この動画は、従来よく行われてきた障害者の機能に着目する障害啓発の講座とは大きく異なっています。
従来の障害啓発の講座の最大の問題点は、機能障害に焦点を当てた講座なので、様々な不便や差別の原因が機能障害に由来することに直結するため、「障害はない方がよい」「障害者は不幸である」そして、「障害者はいない方がよい」という生存そのものを否定しかねない危うさをも持っていることです。

つまり、障害者の人権そのものを否定しかねない講座になってしまう可能性があるのです。

 障害の社会モデルはものの捉え方を変えます。
つまり、障害の視点を社会に当てることで、ものの捉え方を変える極めて重要な視点を獲得できるようになるのです。

 当法人では、「障害」を社会モデルの視点で捉えることを通して、個性の違いを認め合い、互いの人格を尊重し、多くの人たちがいろいろな人と共生できる素敵な人になってほしいとの願いからこの動画を作りました。

不十分なところも多くあると思います。
引き続き実践を重ねる中で、さらに充実した福祉講座にしていきたいと思います。

皆様のご指導・ご助言をいただければ幸いです。


制作: NPO法人 神奈川県視覚障害者情報雇用福祉ネットワーク(略称View−Net神奈川)
http://www.view-net.org

制作協力: NPO法人 チャレンジド・フェスティバル
http://www.challenged-festival.org/

(株)プロダクションガレージ
https://www.pro-garage.co.jp/

ナレーション協力: 岩屋 真紀
音声ガイド製作: 鳥居 秀和
special thanks.: 「大石亜矢子 With CELCLE」・「ティートックレコーズ」

※ この動画の著作権は、 NPO法人 神奈川県視覚障害者情報雇用福祉ネットワークに帰属します。
無断での転載・使用を固く禁じます。


(音声ガイドなし)
https://www.youtube.com/watch?v=SAqtzxPTImc

(音声ガイド付き)
https://www.youtube.com/watch?v=53mzgMybgNo


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