かるがも親子のイラスト

【かるがもの会対象イベント! IGL規格 テレビゲーム体験会のご報告】


2024年4月14日(日曜)、三軒茶屋にて、テレビゲーム体験会を行いました!

ゲームに興味はあるけど遊べる機会がない!
見えない親が見える子供と遊べるテレビゲームってあるの?
そんな視覚障害を持つご家族は多いのではないでしょうか。

また、ゲームをやらせるのは不安!
何が良くて何が悪いの?

そんなご心配を抱きながらも、実際に体験してみないとお子さんの反応も、ご自身の感情の動きもわからない…。
そんなご家庭も多いのではないでしょうか。

ということで!

日ごろゲーム機に触れることの少ない皆さんに、パーティーゲームを中心に、実際に体験していただける企画といたしました!

今回は、IGLという団体さんのお力添えをいただき、ニンテンドウSwitchを中心に体験させていただきましたので、ここにそのご報告をアップさせていただきます。

今回の定員は10名でしたが、お申し込みは満員御礼ということでかるがも会員4家族、1歳のお子さんを含め11名からの参加ご希望をいただきました。

当日発熱してしまったお子さんのご家庭は残念ながら不参加となってしまいましたが、3家族7名が実際に参加し、体験させていただきました。

子ども達3人が仲良く手をつないでママ達の後について会場に向かう途中の様子(駅の階段付近にて)
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東急電鉄・三軒茶屋駅に12時40分に集合したかるがも会員3家族!顔を見るなり子どもたちは早速じゃれ合い、親やヘルパーさんを置いて、仲良く手を繋ぎ合って歩き始めました。
本当は通り道にあった公園にも大きく心弾かれたようでしたがそこはぐっと我慢!

今回は、普段は治療院をしていらっしゃるという大きなテレビのあるお部屋を貸していただいたのですが、会場を入ると治療院経営者のマスターとその方の盲導犬、アシスタントさんが出迎えてくださいました。
靴を脱いでスリッパに履き替えてから上がらせていただくタイプのお家のような会場で、中には家庭科室のような大きなテーブルとソファーといくつもの丸椅子が!
ここでは普段、体の治療だけではなく、お食事から入る内部ケアまでしていらっしゃるのだそう。

みんな和気あいあいとゆったりくつろぎながら自己紹介から始まりました。

ゲームの画面について説明するIGLスタッフとそれに釘付けの子どもたち
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当日はIGLから全盲と晴眼者のプレイヤー各1名ずつが講師としてご参加くださり、見えなくても一緒に遊べるゲームを紹介してくださったり、参加者一人ずつにコントローラーの使い方を丁寧に説明してくださったり、プレーするチームをランダムに入れ替えて楽しい体験会になるよう盛り上げてくださいました。

Nintendo Switchの「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」というソフトには、画面に頼らなくても声や音で十分に楽しめる「パーティーゲーム」が入っていて、今回はそれらを主にプレーさせていただきました。

コントローラーをラケットに見立ててプレイする卓球などの球技ゲーム、
指示された声や電話の音を聞いて早く反応できた方が勝ち!といった反射力を試されるゲーム、
コントローラーが牧場の牛のお乳となって、どちらが上手に乳しぼりができるか!といったゲーム、
コントローラーを振りながらその場で思い切り走って旗までゴールしたらその旗をどちらが早く空高く上げることができるかを競うゲーム

などなど、どれもホンワカした雰囲気のゲームで、想像以上に場がなごんでいたのが印象的でした。

イベント合間のティータイム、マスターを交えて参加メンバーのママ達と子ども達が和やかに談笑中。
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また、見えない親は残念ながら一緒にプレーするのは難しいのですが、見える子どもたちからリクエストの多かった今大人気のポケモンやスイカゲーム、スマブラ、スプラテューンというゲームソフトなどもご紹介いただき、
途中、ぐずりかけていた五歳の子どもも大好きなポケモンをやらせてもらえると水を得た魚のように生き生きとプレイしてました!

スイカゲームやポケモンのバイオレット等の種類豊富なゲームのタイトル画面を真剣に見つめるAちゃん
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最後に、IGLのスタッフで全盲のパパでもある方からは、上手にゲームと付き合うアドバイスをいただきました。
子どもとしっかりルールを作ること、ゲームを管理するのは必ず親がすること、悪いことばかりではなく、親子のコミュニケーションの話題となったり、お友達作りのきっかけとなったり、勝ち負けを通して解決策を探る力も付けられることを教えていただきました。

子どもたちからは「楽しかった!」「またやりたい!」という感想が飛び交い、
大人からは「こんなに私たちも遊べるゲームがあることを知らなかった。この感謝をもっともっと開発元に伝えていかなきゃと思った。」という意見が上がりました。

参加者のうちのパパは既に帰り際にAmazonからswitchを購入し始めていたほど!楽しい四時間となりました。

なお、実際に購入する際は、
Nintendo Switch(Lite)はテレビと接続できないため、
Nintendo Switch(有機ELモデル)を買うことを推奨されました。

ニンテンドースイッチのゲーム本体を手に取るBちゃんママと、それを興味津々な眼差しで見つめるAちゃん
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 最後に今回大変お世話になりました「IGL」の活動についてご紹介いたします!

IGL(インビジブル・ゲーミングラボ)は、視覚障碍者の方に向けて、様々なゲームアクセシビリティを試し、研究し、発信するチームです。
見えなくてもプレイできるゲームなのか、実装されているアクセシビリティ機能はどんなものか、なにが足りなくてプレイできないのか…。
視覚障碍者ゲーマーを中心としたメンバーで、プレイしながら紹介しています。

IGL(インビジブル・ゲーミングラボ) YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@igl3359


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