子どもとの遊び
ママやパパと遊ぶ時間は、小さな子どもにとって何より楽しい時間だと思います。
遊びの内容も好みも、発達とともに変化し、こちらの方が付いていけなかったり、「もうちょっと一人遊びしてくれないかなあ」なんて思うときもありますよね。
けれど、やがて子どもの遊び相手は、親からお友達へと移行していくことでしょう。
この貴重な時間に、子どもの成長を感じながら、一緒に楽しみたいですね!
● 子どもとの遊び
兵庫県 N.Sさん
我が家は、弱視の夫婦と二人の息子の4人暮らしです。
子どもたちは保育所でお世話になっています。
男二人なので、じっとしていることがなく、5分に一度はけんかをしています。
2009年5月、神戸で新型インフルエンザの患者が発生し、急に保育所が休園になったときは、1週間家の中で過ごしました。
この1週間は長かった!!
うちのリビングは家具を置かず、広いスペースのままです。
ここで順番にボールを投げてやり、タイガースの応援グッズのバットで打つ野球ごっこをひたすらやっていました。
相撲の時期には、リビングが甲子園球場から土俵に変わり、パパが加わり、わざと負けてやるので、それはもう大盛り上がりです。
私が「遊び」の中で大切に思っていることは、幼児期のうちは、できるだけ素朴な遊びをさせたいということです。
風船バレーや、ティッシュを上から落として取り合う単純な遊びも、いつまででもやっています。
サークルでペンシルバルーンを使った動物などの作り方を教えてもらいましたが、これは、ママも子どもも楽しめる遊びです。
お友達が遊びに来てくれたときに作ってあげると、とても喜んでくれました。
みなさんも、少し練習すると、すぐにできるようになりますよ!
あと、保育所でやってきたことでよく遊びます。
歌や体操、折り紙を教えてもらったり、ペットボトルにドングリを入れたマラカス、ビニール袋にお花と水を入れた色水遊び、などなど。
遠足で連れて行ってもらった場所にもよく出かけます。
遠足では時間に限りがあるので、もう一度行くと喜ぶし、知っている場所なので、とても得意げです。
とはいうものの、家事で忙しいときにけんかが始まると、テレビやDVDをつけることもしばしば。
そんな中、最近上の子が「DSほしい」と言ってきました。
CMやおもちゃ屋で目にしたようです。
「きたきた〜!」という感じでした。
まだ自分で時間を決めてやるのも難しいし、視力低下も気になるので、今のところ軽く流しています。
本人も「この人に言ってもムリだ」と思っているようです。
小学生になったら事情も変わるでしょうが、今のところの我が家の風景です。
● 子どもとの遊び
愛媛県 M.Kさん
私の家は、全盲の主人、全盲の私、11月で2歳になる娘の3人暮らしです。
娘はやや小さく生まれ、運動面の発達もゆっくり。
とことこ歩けるようになったのは1歳4ヶ月でした。
ところが、歩けるようになったかと思うと、それからはあっという間に走れるようになり、今は階段や低いテーブルからジャンプしたりするまでになりました。
そんな娘ですから、今はとにかく身体を動かすことが大好き!
1日2回のお散歩は欠かせません。
また、徒歩で行ける距離に公園がないので、最近室内用の遊具を買い、すべり台付きジャングルジムでよく遊んでいます。
私が娘と一緒によくやる遊びは、お絵かき、追いかけっこ、水遊びなどです。
お絵かきは、今楽しくてたまらない様子で、目が覚めて第一声が「かきかき」だったりします。
クレヨンを使って、大きな落書き帳に書くのですが、私も一緒に書きます。
特に新しいクレヨンだと、少し先がとがっていて、書いた直後は微妙に線が浮き出ています。
ですので、最初に輪郭を書いて、その中に目鼻を書くと、ウサギやクマなどの簡単な動物、
アンパンマンや車などはそれなりに見えるらしいです。
ハートや三角、星やお花などの形を書いても喜びます。
まあこのあたりは娘の想像力にだいぶ助けられているのだと思いますが…。
また、クレヨンに色の名前のシールを貼ることで、私も色を選べるし、娘に色を教えることもでき、とてもよかったです。
追いかけっこは、かくれんぼも兼ねてするのですが、娘はまだ隠れるところまではいかないので、隠れるのは私だけです。
それも、ソファの裏とか、テーブルの下とか、隠れる場所が限られているので、すぐ見つかってしまいます。
見つかると今度は私が追いかける番です。
娘は捕まりそうになると、引き返してきて抱きついたりします。
また、テーブルの周りを回るおいかけっこも好きで、部屋の真ん中に置いたテーブルの周りをいつまでも走ります。
こうなるともう娘の方が小回りが利くので、私の方が先にダウンです。
女の子なので、お菓子を作ったり、ビーズ通しをしたり、高度なおままごと?をしたり、一緒に遊べることがどんどん増えていくのが楽しみです。
遊びを通して、親子の絆を深めていけたらいいなと思っています。
(かるがも新聞 2009年11月号より抜粋)
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